。。。日常をつれづれに書いてます。。。
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2013.01.05 Saturday | - | - | - |
もぐよ安らかに、永遠に・・・
昨日は長い一日でした。


朝方、旦那さんから電話で、

「もぐの様子がおかしい。エサも食べてないし、トイレもしてない」

と連絡をもらったので、帰ったら動物病院に行かなきゃ。。。
と思いながら大阪に帰りました。

帰ったら、確かにおかしい。

人間で言えば「肩で息をする」みたいに息づかいが荒く、
やや顔を上に向けて伏せっていました。
歯をくいしばっているのでしょうか、口元もなんだかいつもと違います。

両手両足が踏ん張れないのか、いつもならキレイに手足をそろえて伏せるのに、手足もハの字に開いて伏せるのがやっとという感じです。

急いでケージの準備をして、病院へ。

着いたら、看護婦さんが

「酸素吸入しますから、奥へ」とのこと。

他の患者さんより先に観てもらわなきゃいけないくらい、緊急なのか?
とそのとき、容態の重篤さを認識しました。。。



診察室奥の集中治療室のようなところに入ると、
すでに酸素吸入がはじまっていました。

先生が、
「少し呼吸が乱れていますので、酸素吸入して落ち着いてから診ますね」

といって、看護婦さんに託して一旦集中治療室を出て行かれました。


白ぃガーゼでくるまれたもぐは、おとなしく酸素吸入されていました。
表情がそれほど豊かな動物ではなく、我慢強い動物なので、それほど痛々しさはなかったのです。


が、次の瞬間、何を思ったか、突然診察台から逃げ出そうとしました。

先生もすぐに飛んできて、動きを制止しようとしましたが、

急に起き上がって、酸素吸入を外して診察台を駆け回り始め、
あっ と思った次の瞬間、診察台から飛び降りたのです。

どの瞬間か、どのタイミングか覚えてませんが、
聞こえるはずのない、心臓が止まる音が聞こえた気がしました。
五感で感じるのとは違うレベルで、直感的に電気信号のように、
「死」が私の意識と感情に突き刺さってきました。

すぐに診察台へ引き上げられましたが、やはりすでに心停止していました。


めまぐるしく変化する展開に、声もなくなりゆきを見つめる私たちに、


「ダメです。。。」


一生懸命、延命処置をしてくれる先生の口から、嘘みたいな言葉が聞こえてきました。


もう、ずいぶん前から私の思考は停止してました。
頭では全然わかってないのに、涙だけがとめどなく流れてきました。
まるで頭と体が別物みたいに。

先生は長い間、心臓マッサージをしてくれましたが、
復活したのは、ほんの一瞬で、
あとは筋肉収縮の弱い波形が、心電図に弱々しく現れるだけでした。

「ウサギさんの最後は、このように(一瞬で)訪れることが多いんですよ・・・
呼吸が落ち着いたら、診察して少しでも原因を探ることができたらよかったんですが・・・」

と先生も辛そうに、悔しそうにおっしゃっていました。

本当に予想外で、一瞬で、家に帰ってもぐの箱を開けるまで、頭で理解できてませんでした。

なんて命ははかないものなのだろう。。。

当たり前なんだけど、普段は気づかないんですよね。
元気でいればなおさらです。

ゆっくり悲しむヒマもなく、もぐを火葬まで保存するドライアイスを買いに行きました。
売ってる店がわからなくて、ネットで調べたら隣の守口市のお店がヒット。
7:30で、休日な上に夜間でしたが、電話をかけてみたら、
「事情が事情なので来てくれたらお売りします」とのこと。

夏だし、暑いので、ドライアイスは必須。
クーラーで冷やしても、内臓までは届かないのだそうです。
ドライアイスは氷専門店にしか売ってないので、本当にありがたいご好意でした。

山田商店さん、ありがとう。
「氷・ドライアイスの山田商店(大阪府守口市)」

渡してもらった葬儀・埋葬案内を見て、火葬の予約をしました。
やはり仕事をしているひとの事を考えているのでしょうか、
夜遅くまで対応してくださるとのことで、23日の夜に火葬することにしました。

必要な手続きや細かな用事などで、じっくり気持ちを落ち着けることもできなかった昨日でしたが、今日になって少し落ち着いてきました。


というか、じっくり悲しみを味わっている。。という感じかな。



もぐは私たちが結婚した年の1999年8月21日に我が家にやってきました。

新居浜のペットショップで見たウサギが可愛くて、
もうちょっと子ウサギが欲しいなあということで、その足で松山まで車を飛ばして買いにいったことを思い出します。

片手に乗る程度の、本当に小さな子ウサギでした。

実は当時は、限りなく衝動買いでした(笑)
もちろん命の責任を踏まえて買いにいきましたがw

雑種のミニウサギで、3500円という安値だったので、
一時期は「もぐ」以外に、「3500円!」ってジョークで呼ばれてたこともありました。

この9年、本当にいろいろあった私たち夫婦の酸いも甘いも知っているもぐは、ペットであり、戦友でもある気がしていました。
この子がいることで、私たちの関係が破綻せずに済んでいたんじゃないかとすら思います。

気が強くて、じゃじゃ馬娘のくせに大きな音には怖がりの臆病者。
おそらく今月くらいで満10歳で、来月で我が家に来て10年目でした。
ウサギでいうところの10年は100歳に相当するらしいです。スゴイ!

この年まで病気もしたことがなく、元気で大往生できたことは、
ある意味、幸せだったんじゃないかなあと思っています。
ウサギの寿命は5〜10年といわれていますから、十分長生きできたんじゃないかな。

たとえ、延命できたとしても、管を通しながら1日余分に生きられることが幸せとは言えないでしょう。




今日は、仕事を休んで近所を少し自転車で走ってきました。

公園の土の匂い、アスファルトの焼ける匂い、夏草の匂い。

普段、通ってる道にあっても、気にせずに通り過ぎていたものを思いっきり吸い込んでみました。
生きているってすごいこと。

なぜ明日も、今日と同じような明日がやってくるなんて思っているんだろう。
本当の幸せは空気のように当たり前のものこそにあるのかもしれない。


もぐは、それに気づかせてくれたのかもしれないな。


もぐさん、たくさんの癒しをありがとう。 

天国でもお元気で・・・




【ニコニコ動画】東京事変 「手紙」 2006 DOMESTIC! Virgin LINE


2008.07.22 Tuesday 16:18 | もぐのこと | comments(4) | - |
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2013.01.05 Saturday 16:18 | - | - | - |
もぐさんの、ご冥福をお祈り申し上げます...
| 通りすがり | 2008/08/02 6:18 PM |

コメント遅くなってごめん。。。
知らなかった。。。もぐさん、一度お会いしましたね。もう、1年半近く前のこと。ちょっぴりだけ触らせてもらったっけ。ゆっくり休んでくださいな。

うちにも五右衛門と小鉄がいる。
時々考える。この子らともいつかお別れのときが来る。それはどちらが先かはわからないけど、五右衛門が先か小鉄が先か、それとも亜なのか。。。
今はそこにいるのが当たり前のように暮らしてる。でも覚悟を持った上で接していかなくてはならないのよね。
果たして私は大丈夫だろうか、この子たちがいなくなっても。。。自信ないっス。

そういえば猫ちゃんたちは元気なのかい?大きくなったでしょうね。うちの五右衛門はとっくに10キロ超えました。
毎日おマタをおっぴろげておなか全開にして転がっています。デブは暑いらしい。。。
| つぎか | 2008/08/03 12:59 AM |

もぐは二人の歴史を誰よりも知ってるよね。
もぐさんが辛かった時、乗り越えてきた事いっぱい!もぐはみてくれてたよね。
これからもきっとどこかでみてくれるよ!
| あき | 2008/08/16 8:49 AM |


うちのうさぎが血尿をして、調べていたとき
偶然このブログを見ました.

もぐさんは長生きできて幸せだったと思います

心からご冥福をお祈りします..
| はな | 2010/12/25 10:00 PM |










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